給与のデジタル払いについて

2024年8月9日に、給与(賃金)のデジタル払いが認められる資金移動業者として、1つの業者が厚生労働省の指定を受けました。

今回、指定を受けた資金移動業者はPayPay株式会社で、ソフトバンクグループ各社の従業員向けに2024年9月の給与からサービスが開始となり、その後、すべてのユーザー向けに2024年内にサービスが開始される予定です。

現在、この会社の他にも3社が申請を行っており、審査中になっています。
今後、更なる指定も行われ、徐々に社会的な関心も高まってくると予想されますので、賃金のデジタル払いを導入する際の流れを確認しておきましょう。手続きとしては、以下の6つが必要になります。

•指定資金移動業者の確認
•導入する指定資金移動業者のサービスの検討
•労使協定の締結等
•従業員への説明
•従業員の個別の同意取得
•賃金支払いの事務処理の確認・実施

上記の詳しい内容、流れなどは厚生労働省の下のリンクからパンフレットをご覧になってみてください。

https://www.gazou-data.com/contents_share/207/150/nlb1611.pdf

今後、指定資金移動業者が増えることにより、従業員のニーズの高まりも予想されます。
会社が支払うことになる指定資金移動業者への手数料も低額や無料となる可能性もあり、銀行口座への振り込みよりもメリットが出てくるかもしれません。
そのため、今のうちから大きな対応方針を考えておくとよいのではないでしょうか。

 

次回の記事掲載は、10月28日頃を予定しております。

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