連載記事(第4回)
更なる社労士制度の発展に向けて
【未来を起点に社労士業務を構想する】
さて、デジタル技術の進化が著しく進む未来、社労士の業務は、AIに置き換わってしまうのだろうか。
労務管理の分野では、顧客情報の管理や給与計算業務、社会保険の手続き業務など、正確性が求められ、日々繰り返される作業的業務はAI技術を活用することによって、より効率的に処理できるようになるだろう。一方で、しかし、顧客との対話や相談、トラブルの解決など、人間的な判断や対応が必要な業務や、過去の経験値に基づく対応はAIに置き換えることはできない。
これからの社労士の業務は、AI技術と共存し、先端技術を駆使することで業務の効率化を図り、生産性を高めていかなければならない。日常業務を自動化し、正確性のあるデータを集積し、比較・分析に活用することが求められる。
AI技術を最大限活用することで、社労士は、多くの時間をクオリティの高い業務や顧客対応に充てることが可能となるだろう。
社労士が50年を超える歴史の中で培った「人を大切にする」業務は、AIが代替することはできない。「人」に寄り添う社労士の使命は、決して変わることはない。
(社会保険労務士白書 2023年版参照)
令和6年4月
社会保険労務士 佐藤正典
突然で申し訳ございませんが当事務所の都合により、連載記事につきましては今回の掲載をもちまして一旦終了とさせて頂きます。
また、何らかの機会がございましたら再度掲載することと致します。
なお、通常の別記事の次回掲載は、4月8日頃を予定しておりますので、どうぞご期待下さい。
※小倉・門司でお悩みの企業様は、佐藤社会保険労務士事務所に是非お問い合わせ下さい。